米航空宇宙局(NASA)と商業クルー統合能力プログラムの契約を結んでいる米スペースX社は、このほど、地球と国際宇宙ステーション(ISS)を結ぶ、有人型ドラゴン宇宙船の安全システムの予備設計審査を実施した。
NASAによると、スペースXの開発責任者からISS輸送時と大気圏再突入時の安全システムの説明があった。また、NASAからもエンジニアが出席し、酸素・食料・水などの必需品保管と乗組員保護を念頭に置いた設計について、詳細な分析を共同で行ったとのこと。
有人型ドラゴン宇宙船の審査は来年の夏まで行われる。飛行開始は2015年の予定。なお、スペースXは、無人型ドラゴン補給船の打ち上げ準備も進行中。ISSへの補給フライトを12機以上行う契約のうち、これまで2機による補給が行われている。