ユーロコプタージャパンは、警視庁とユーロコプター製ヘリコプター「EC155B1型」1機の契約を締結したと発表した。警視庁に供給する機体は、現在運用されている機体の後継機として2014年に納入する予定。
EC155は、警視庁としては、2004年に導入した機体に続いて2機目となる。警視庁ではこの他にも、ユーロコプター製EC135を1機運用している。
全国の警察向けとしては、3月に警察庁と契約を締結した兵庫県警向けの機体に続いて、3機目のEC155となる。全国の警察では、川崎重工業との共同開発であるBK117(EC145)を含め、現在ユーロコプター製ヘリコプター30機近くが運用されている。
ユーロコプタージャパンのステファン・ジヌー社長は、今回の受注は「EC155の優れた性能に対する高い評価を得た結果であり、また、当社のサポート体制に対する信頼の証と受け止め、顧客の運用を支援するため、引き続き最大限の努力をしていく」とコメント。
EC155B1は、ユーロコプタードーファンファミリーの中型双発ヘリコプターで、最新技術の粋を集めた多用途機で、ユーロコプターのフェネストロンをテールローターに採用し、低振動で静粛性に優れている。最大で操縦士2人、乗客13人の15人が搭乗可能なキャビンを持つ。主に警察、消防・防災、報道分野で活用されており、国内では50機以上のドーファンファミリーが運航している。