英鉄道、犯罪発生率低下でも窃盗は急増…スマホ狙ったスリ増加

鉄道 行政
混雑するロンドン地下鉄。犯罪件数は9年連続で減少したものの、スマホを狙った窃盗が増加した
  • 混雑するロンドン地下鉄。犯罪件数は9年連続で減少したものの、スマホを狙った窃盗が増加した
  • 通勤客で賑わうロンドンの駅。鉄道職員への暴力は5%減少した

2012~13年のイギリスの鉄道での犯罪発生件数は前年比2%減と9年連続で低下したものの、窃盗は16%増と急増したことが、8月12日に英鉄道警察が発表した統計で明らかになった。同警察は、スマートフォンなどを狙ったスリの増加が原因としている。

英鉄道警察が発表した2012年4月~13年3月の犯罪発生件数は5万3885件で、前年から1087件減少したものの、窃盗は前年比2383件増の1万7292件と急増。特にロンドンやその周辺でのスマートフォンやタブレット端末など「売れやすい」所持品を狙った盗みと組織的なスリが増加の要因として、対策を行うとしている。

また、鉄道職員への暴力は5%減少したものの、人種差別的な嫌がらせ行為の増加で暴力的な犯罪の発生件数は2%増え、6年ぶりの上昇となった。

《小佐野カゲトシ@RailPlanet》

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