8月12日、英国ロンドン・ヒースロー空港は2013年7月の輸送実績を公表した。旅客輸送実績は前年同月比5.5%増の690万人を記録した一方、貨物輸送実績は同6%の減少となっている。
方面別の旅客輸送実績は、東アジアの前年同月比18.9%増が最大の上げ幅。航空機の定員増加が追い風になったとみられる。ラテンアメリカは同5.9%、欧州は同8.9%、BRIC諸国は同8.7%のプラス。特に中国とインドは2桁の伸び率を記録している。
また、全路線の利用率は、前年同月比1.7%増の82.8%と好調を維持している。平均座席数203.5席、平均利用者数168.5人はそれぞれ同2.9%、同5%のプラス。
なお、欧州内の他の国際ハブ空港と比較して空港容量の不足が指摘されるヒースロー空港は、第3滑走路を空港の北・北西・南西のいずれかに増設する案を、先月空港委員会に提示したばかり。