ロッキード・マーチンは8月5日、NASAのMAVEN宇宙船を、フロリダ州にあるケネディー宇宙センターに納入したことを発表した。
この周回宇宙船は、11月にケープカナベラル空軍ステーションからユナイテッド・ローンチ・アライアンスのアトラスV‐401ロケットによって打ち上げられるまで、3か月半の最終準備段階に入る。
MAVENミッションは火星の気候を変化させる要因を探るため火星の大気圏の上部を観測する。コロラド州デンバーの近郊にあるロッキード・マーチン宇宙システムがこの宇宙船を製造し、テストと打ち上げ過程、そしてミッション運用に責任を持つ。
「1年間の組み立てと厳格なテストの後、我々はMAVENが安全にケネディー宇宙センターに到着し、最後の準備に入ったことにスリルを感じている」とロッキード・マーチン宇宙システム会社のMAVENプログラム管理者であるガイ・ベウテルシーズ氏は語った。