【WSB 第9戦】ホンダ、ジョナサン・レイが第1レースで今季初優勝

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ジョナサン・レイ選手
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スーパーバイク世界選手権の第9戦が8月4日、英国のシルバーストーン・サーキットで開催。ホンダのジョナサン・レイ(Pata Honda)が第1レースで今季初優勝を飾った。

第9戦イギリス大会は、雲の多い一日となり、レース中に何度も雨が落ちる難しいコンディションとなった。レースは、両レースともにスリックタイヤでスタートしたが、タイヤ交換をしてもいい“フラッグ・トゥ・フラッグ"ルールが適用された。しかし、レインタイヤに交換するほど雨は強くならず、両レースともに最後までスリックタイヤで走りきる厳しいレースとなった。

その中で、今季4度目のフロントローとなる3番グリッドから決勝に挑んだジョナサン・レイは、第1レースでは、難しいコンディションを制して優勝。第2レースでは、序盤の遅れを取り戻して4位でフィニッシュした。

第1レースは、にわか雨の影響でスタート時間が20分遅れて、18周のレースを17周に減算して行われることになり、全車がスリックタイヤでグリッドに並ぶ。3番手から好スタートを切ったレイは、ユージェーヌ・ラバティ(アプリリア)をピタリとマークして2番手につける。その後、トム・サイクス(カワサキ)、ロリス・バズ(カワサキ)、チャズ・デイビス(BMW)も加わり、トップグループは5台へと膨れ上がった。しかし、7周目になると、再び雨が落ちはじめ、タイヤ交換が許可される“フラッグ・トゥ・フラッグ"ルールが適用されることになった。

一周5.902kmのロングコースで、雨の降り方が一定ではなく、選手たちにとっては、タイヤ交換のタイミングはもちろんのこと、濡れた路面をスリックタイヤで走るという高い集中力を要求される戦いとなった。その状況の中で、レイは2位争いの集団に6秒ものリードを築き、独走優勝を果たした。今季初優勝で、ドニントンパークで開催された昨年のヨーロッパ大会以来、19戦ぶりの優勝。地元大会で、ファンの期待に応えた。

第2レースは、ドライコンディションでスタート。しかし、レース後半に雨が落ちはじめ、再び“フラッグ・トゥ・フラッグ"となる。序盤は集団の中で8番手までポジションを落としていたレイだが、後半になってトップグループに迫る。ラスト2周となった17周目に3番手に浮上するが、雨の影響で転倒車が続いたため、赤旗中断。このため16周目の順位で4位が確定。2レース連続表彰台は果たせなかった。

■レース1
1位:ジョナサン・レイ(ホンダ)
2位:ユージーン・ラバティ(アプリリア)
3位:レオン・キャミア(スズキ)
4位:シルバン・ギュントーリ(アプリリア)
5位:ロリス・バズ(カワサキ)
6位:ジュエル・クルーゼル(スズキ)

■レース2
1位:ロリス・バズ(カワサキ)
2位:ジュエル・クルーゼル(スズキ)
3位:ユージーン・ラバティ(アプリリア)
4位:ジョナサン・レイ(ホンダ)
5位:レオン・キャミア(スズキ)
6位:シルバン・ギュントーリ(アプリリア)

■ポイントスタンディング
1位:シルバン・ギュントーリ(アプリリア)262P
2位:トム・サイクス(カワサキ)249P
3位:ユージーン・ラバティ(アプリリア)226P
4位:マルコ・メランドリ(BMW)221P
5位:チャズ・デイビス(BMW)180P
6位:ロリス・バズ(カワサキ)180P

《纐纈敏也@DAYS》

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