日産 フェアレディZ、米国で大幅値下げ…30万円ダウン

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日産370Z(日本名:フェアレディZ)
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『GT-R』とともに、日産自動車を代表するスポーツカー、『フェアレディZ』(海外名:『370Z』)。同車が米国で、大幅な値下げを実施することが分かった。

これは7月26日、日産自動車の米国法人、北米日産が明らかにしたもの。2014年モデルのフェアレディZの発表と同時に、「価格を最大で3130ドル(約30万円)引き下げる」とアナウンスしている。

最大3130ドルのプライスダウンを行うのは、クーペのベースグレード。新価格は、6速MTが2万9990ドル(約295万円)と、3万ドルを切った。上級の「ツーリンググレード」でも、2550ドル(約25万円)の値下げを実施。なお、「NISMO」と「ロードスター」は、価格を据え置いた。

北米日産は、大幅値下げの理由について、「成長中のスポーツカー市場において、競争力を高めるため」と説明している。

例えば、米国では、サイオン『FR-S』(日本名:トヨタ『86』)のベース価格が、2万5255ドル(約248万円)。上級グレードになれば、フェアレディZとの価格差はさらに縮まる。エンジンは、86が2.0リットルの水平対向4気筒、フェアレディZは3.7リットルのV型6気筒。北米日産は新価格を武器に、フェアレディZよりも下のクラスのスポーツカーの顧客を奪う戦略のようだ。

《森脇稔》

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