佐渡南西沖での石油・天然ガス試掘調査「徴候は確認できず」

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「ちきゅう」船上から掘削ドリル先端部を海底の坑井内に下ろしているところ
  • 「ちきゅう」船上から掘削ドリル先端部を海底の坑井内に下ろしているところ
  • 基礎試錐「上越海丘」の試掘地点

JX日鉱日石開発は、2013年4月14日から実施してきた新潟県佐渡南西沖での試掘調査作業を7月20日に終了したと発表した。

今回の事業は、経済産業省資源エネルギー庁から国内石油天然ガス基礎調査事業として、同社が受託したもの。

試掘では、地球深部探査船「ちきゅう」を使用して、石油・天然ガスの試掘としては日本周辺海域では初めて、水深約1130メートルの大水深で、海底面下約1950メートルまで掘削を進めた。

しかし、今回の掘削では、顕著な石油・天然ガスの徴候は確認できなかった。ただ、地層の一部で微量の石油・天然ガスの徴候を確認するとともに、今後の石油・天然ガス開発を判断していく上で必要となる地質データを取得したとしている。

同社では今年度内に、今回の試掘調査で得られた岩石サンプル(コア)や地質データの詳細な解析・評価作業を実施し、その結果を踏まえて今後の探鉱調査の可能性について検討する予定。

《レスポンス編集部》

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