KTMジャパンは、オフロード各モデルの2014年市販モデルの発売を開始した。
2014年モデルでは、究極の戦闘マシンとして完成度を高めることを目指した。パワフルで扱いやすく、信頼性を向上させた新エンジンの導入や、完全新設計のフレーム、クラッチやミッションなどの素材変更や適正化、性能を落とすことない軽量化など、全モデル全パーツについて検討を加えた。
エンデューロモデルであるEXCシリーズは、新設計のハイパフォーマンスエンジンとシャシー、エクステリアパーツをリニューアルした。主力となる250 EXC-F、350 EXC-F、500EXCを中心に完成度を高めた。即実践に対応するスペシャルパーツが組み込まれた「SIXDAYS」モデルはWP製4CSサスペンションやオレンジアルマイト仕上げのCNC加工トリプルクランプなど、パフォーマンス追求と装備の充実を図った。
2ストロークモデルも125/200/250の3モデルをラインナップしており、乗り方に合わせてチョイスが可能。
モトクロスモデルであるSXシリーズは、2013年モデルで実施したエンジン・シャシーのフルチェンジをレースシーンのフィードバックを受けて進化させた。250SX-F、350SX-F、450SX-Fではトランスミッションを6速から5速に変更した。
また、WP製フロントサスペンションはボトム付近の抵抗性能を向上、新開発のブレンボ製ブレーキマスターシリンダーではリザーバーを水平ポジション化、新作レバーをクラッチと同じ握り心地にするなど、パフォーマンスと操作性の向上を図った。
2014年モデルの価格はEXCシリーズ(エンデューロモデル)は92万9500~144万9000円。XCシリーズ(クロスカントリーモデル)は150XCが82万5000円、300XC-Wが108万円、トレッキングモデルのフリーライドが90万円。