7月20日にワシントン州ワショウガルで行われた第33回ピーターソン・CAT・ワショウガル・ナショナルの250クラスで、イライ・トマックが完全勝利を遂げた。
250クラスの第1モトでは、ゲイコ・ホンダのジャスティン・ボーグルがホールショットを奪ったが、トマックが彼を捕らえるのに、それほどの時間は必要なかった。モンスター・エナジー・カワサキのブレイク・バゲットが2番手のボーグルに追いつき、追い越した後に安定したポジションをしばらく確保したにも関わらず、バイクにメカニカル・トラブルが起こり、このディフェンディング・チャンピオンはリタイアとなってしまった。
その後レッドブル・KTMのチームメイトであるケン・ロクゼンとマーヴィン・ムスキンが共に、バゲットの不幸なリタイアに乗じて2位と3位を確保した。ボーグルは4位となり、そしてルーキーのジャスティン・ヒルが彼のモンスター・エナジー/プロ・サーキット/カワサキのマシーンでキャリア最高の5位でフィニッシュすることとなった。
続く第2モトではゲイコ・ホンダのウィル・ハーンがホールショットを獲得したが、オープニングラップでの小さなミスの為にゲイコ・ホンダのチームメイトであるボーグルとトマックにリードを譲ってしまう。トマックはその後安定感のあるリードを広げ、この日の完全勝利を手にすることとなった。
なお、プロ・モトクロスの第9戦は、7月27日にミネソタ州ミルビルにて、レッドブル・スプリング・クリーク・ナショナルが行われる予定である。
ピーターソン・CAT・ワショウガル・ナショナル250クラス総合結果
1. イライ・トマック(1-1)
2. ケン・ロクゼン(2-2)
3. マーヴィン・ムスキン(3-4)
4. ジャスティン・ボーグル(4-6)
5. ジャスティン・ヒル(5-7)
6. ザック・オズボーン(14-3)
7. ジェイソン・アンダーソン(11-5)
8. マーティン・ダバロス(7-9)
9. コール・シーリー(9-10)
10. アダム・シンシアルロ(6-16)
()内は(第1モト順位‐第2モト順位)
450クラス・ポイント・スタンディング
1. ケン・ロクゼン(356)
2. イライ・トマック(355)
3. マーヴィン・ムスキン(298)
4. ブレイク・バゲット(260)
5. ザック・オズボーン(239)
6. ジェイソン・アンダーソン(202)
7. ジャスティン・ボーグル(178)
8. カイル・カニンガム(177)
9. ジェレミー・マーティン(171)
10. クーパー・ウェッブ(159)