マン島TTレースに零細独立系チームが挑む…WOWOWドキュメンタリー 7月19日

モーターサイクル エンタメ・イベント
マン島TTレース・チームMIRAI
  • マン島TTレース・チームMIRAI
  • マン島TTレース・チームMIRAI
  • マン島TTレース・チームMIRAI

WOWOWは7月19日、世界最大の公道レース・マン島TTレースの、EVバイク部門に挑戦する日本の零細インディペンデントチーム「MIRAI」を率いる岸本ヨシヒロのドキュメンタリー番組『ノンフィクションW マン島TTレース 電動バイクで風になれ! チーム「MIRAI」オートバイの「未来形」に挑む』を放送する。

100年以上の伝統を誇るこのマン島公道レースは、1961年当時はまだ無名だったホンダが優勝を果たし、世界的企業への足がかりとしたことでも知られる。この歴史的レースの新部門「EVバイク」には、現在3連覇中で、世界的に知られるセグウェイからサポートを受けているチーム「モトシズ」やF1優勝経験を持つチーム「無限」など、世界各国から強豪が集まる。そんな中、岸本氏率いるチーム「MIRAI」はスポンサー探し資金集めに奔走しながら、今年3度目の挑戦を果たした。

16日に秋葉原UDXで岸本氏は4か月ぶりに集まったスポンサー、支援者達に対して、マン島TTレース帰りの報告会を行った。チーム「MIRAI」のように大きなメインスポンサーを持たないチームにとって、個人スポンサー・支援者は重要なパートナー。プロジェクターでバイクの開発風景や、マン島現地で撮影した写真を一つ一つ丁寧に見せながら岸本氏は語る。

「バイクの精度をトライアンドエラーの繰り返しで高めていく際に、自分達のようなインディペンデントなメーカは、大手メーカーが10回のテストを行う間に、1度のテストしか行うことができない。だからこそ、より優先度の高いものを選び、知恵を絞って、何をすべきか、何ができるか考えるんです」

自分達の成功により、EVバイクのような新たな乗り物が普及するのではないか、自分達ならではの、大手メーカーでは思いつかない商品の出し方があるのではないか、そんな岸本氏のアイデアと発想力は同レースで採用された「レーシングミク」のカバーデザインからも伺える。「EVバイクは非常に音が小さい。そこで音の要素を感じさせる何かを足したいと思い、初音ミクを音の象徴として起用させて頂いたんです」

マン島現地で捜したレアな切手やコインといったお土産を持ち帰り、自分達の見てきたこと、感じたことを事細かに報告する岸本氏は、同氏の熱意に共感した協力会社、物品スポンサーそして個人支援者達に支えられていた。

番組ではそんな彼がこの世界最大のマン島TTレースに挑む姿に密着。“風になりたい"という自らの夢をバイクに載せた岸本氏の熱き闘いを追う。

放送は7月19日22時より。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集