ドイツの高級スポーツカーメーカー、ポルシェは7月4日、6月の世界新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は1万4304台。前年同月比は12.6％増と、引き続き2桁増を保つ。
市場別実績は、信用不安の欧州が後退。欧州では6月、4705台を販売。前年同月比は4.7％減と2か月連続で前年実績を下回った。しかし、地元ドイツは8.7％増の2072台と、9か月連続で増加した。
また、米国は前年同月比23.3％増の3700台と、引き続き好調。単一国としては、9か月連続で中国を上回り、ポルシェの最量販市場に君臨した。中国の6月実績は、前年同月比17.8％増の3285台。中国を含めたアジア太平洋/アフリカ/中東では、22.4％増の5271台を売り上げる。
2013年上半期（1‐6月）実績を車種別で見ると、『911』シリーズが、新型効果が持続し、前年同月比10％増の1万5834台を販売。新型を投入した『ボクスター』『ケイマン』は1万2886台を売り上げ、前年実績に対しておよそ3倍と伸びた。SUVの『カイエン』は22％増の4万2354台。
ポルシェの2013年上半期世界新車販売は、前年同期比17.9％増の8万1565台と過去最高。同社のベルンハルト・マイヤー営業＆マーケティング担当取締役は、「2013年上半期は素晴らしい結果。下半期にも期待できる。」と語っている。
