ロシア通信社ノーボスチは、現地時間7月2日朝、ロシアの測位衛星グロナス3機を搭載したプロトンMロケットがカザフスタン バイコヌール宇宙基地からの打ち上げに失敗、炎上して地面に激突したと報じた。
現地時間7月2日6時38分に行われた打ち上げの様子はロシア24テレビが中継しており、打ち上げ直後にコースをそれ、衛星を搭載した上段がバラバラになってロケット全体が墜落する様子を伝えている。わずか30秒程度のできごとだった。ロシア連邦宇宙局ROSCOSMOSは、アレキサンダー・ロパーチン副局長が指揮する調査委員会を現地に派遣した。
プロトンMロケットは、2010年12月にもグロナス衛星の軌道投入に失敗している。このときは、DM-03上段ステージの燃料注入ミスが原因とされ、衛星は太平洋上に落下した。