三菱重工「CSRレポート2013」を発行…都市交通システムやH-IIロケットなど紹介

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三菱重工業は、「三菱重工CSRレポート2013(社会・環境報告書)」を発行した。同時に東京・品川本社ビル2階のショールーム「M’s Square」に設置している「CSRコーナー」の展示内容を更新した。

報告書では、多様なステークホルダーから寄せられた意見などを踏まえ「見てわかるCSRレポート」を追求、冊子(ダイジェスト版)では、写真や図表、グラフなどを効果的に活用して社会からの関心が高い情報を簡潔に紹介している。

Webサイトでは、同社のCSRへの理解を深めてもらえるよう踏み込んだ情報を詳細版として公開している。

冒頭、ニュースキャスター・レポーター出身でNPOで環境・エネルギー分野の活動にも取り組んでいる松本真由美東京大学客員准教授によるインタビューを通じて、同社の宮永俊一社長が「ものづくりの総合力を駆使して、『持続可能な社会』の実現に貢献していく」と表明。

また、火力発電や原子力発電などのエネルギー・環境分野に関する展望についても示した。

特集では、「ものづくりを通じて社会的課題の解決や人々の期待に応える」をテーマに掲げ、4つの取り組みを紹介。具体的には、環境負荷が低く、より安全で快適な新しい都市交通システムや、国際宇宙開発・利用に貢献するH-IIA、H-IIBロケットによる打上げ輸送サービスについても取り上げている。

大型洋上風力発電設備、移動式のコンテナ型ガスエンジン発電設備「MEGANINJA(メガニンジャ)」によるエネルギー問題解決の事例を紹介している。

このほか、社員が紹介するCSR活動、ステークホルダー・ダイアログ、2012年度のCSR活動を、ハイライトや一覧表などで掲載した。

一方、M’s SquareのCSRコーナーでは、CSR紹介映像とグラフィックパネルを、CSRレポート2013に準じた内容に更新した。

コミュニケーションロボットwakamaruと来場者の握手の回数に応じて、東北の復興のために寄付する「wakamaruギフト」も開始した。

《レスポンス編集部》

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