飲酒運転で実子を死傷させた男に実刑判決

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昨年6月、北海道札幌市東区内でRVを泥酔状態で運転。電柱に衝突する事故を起こして同乗していた子供2人を死傷させたとして、危険運転致死傷などの罪に問われた27歳の男に対する判決公判が21日、札幌地裁で開かれた。裁判所は懲役3年の実刑を命じている。

問題の事故は2012年6月24日の午後11時ごろ発生している。札幌市東区中沼町付近の市道(片側1車線の緩やかな左カーブ)を走行中のRVが対向車線側へ逸脱。そのまま道路右側の歩道に乗り上げ、電柱に衝突した。クルマは横転中破し、助手席に同乗していた1歳の男児が頭部強打でまもなく死亡。後部座席に同乗していた4歳の男児が打撲などの軽傷を負った。

運転していた26歳(事故当時)の男は泥酔状態。事故直前まで同乗していた妻と口論になり、現場近くのコンビニエンスストアで降車させ、その後は自暴自棄になってクルマを走らせていたことも判明した。検察は「アルコールの影響で正常に運転できる状態ではなかった」と判断。危険運転致死傷罪などで起訴している。

これまでの公判で被告弁護側は「事故当時の被告はアルコールの影響で心神耗弱状態となっており、善悪の区別がほとんどできていなかった」と主張し、執行猶予付きの判決を求めていたが、21日に開かれた判決公判で札幌地裁の佐伯恒治裁判長は事故直前の速度が100km/h超だったことから「被告は自殺行為に等しい運転をしており、事故直前には正常判断できる能力が著しく低かったと考えられる」として、責任の範囲は限定されることを認めた。

しかし、弁護側が求めていた執行猶予については「被告には実子の命を奪うことになった責任を見つめ直してほしい」とこれを退け、被告に対して懲役3年の実刑判決を言い渡している。
《石田真一》

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