横断の歩行者をひき逃げ、タクシー運転手の男を逮捕

自動車 社会 社会

12日午後7時30分ごろ、千葉県浦安市内の市道で、徒歩で横断歩道を渡っていた59歳の男性がクルマ2台に次々とはねられる事故が起きた。男性は意識不明の重体。最初にはねたタクシーは現場から逃走していたが、警察は後に73歳の男をひき逃げ容疑で逮捕している。

千葉県警・浦安署によると、現場は浦安市堀江付近で片側2車線の直線区間。交差点には横断歩道と信号機が設置されている。59歳の男性は徒歩で横断歩道を渡っていたとみられるが、左方向から交差進行してきたタクシーが衝突。弾き飛ばされて路上に倒れたところ、後続の乗用車にもはねられた。

男性は近くの病院へ収容されたが、頭部強打で意識不明の重体。2台目のクルマは現場で停止し、警察は運転していた57歳の男を自動車運転過失傷害の現行犯で逮捕。1台目のタクシーはそのまま走り去ったため、警察は重傷ひき逃げ事件として捜査を開始した。

現場にはタクシーのものとみられるドアミラーが脱落した状態で落ちており、警察が周辺での捜索を実施したところ、現場から約400m離れた場所でミラーが脱落したタクシーを発見。運転していた73歳の男を自動車運転過失傷害と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕している。

聴取に対して男は「当たったことはわかったが、怖くなって逃げた」などと供述しているようだ。警察では事故当時の信号表示状況など、事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース