エアバス、世界の大学生達がアイデアを競い合う「フライ・ユア・アイデアズ」のアイデアを紹介

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宙に浮く手荷物
  • 宙に浮く手荷物
  • 液化メタンのエンジン冷却ポッド
  • シェイプシフティング素材を使った騒音軽減
  • 電池を使ったハイブリッドエンジン
  • 人体熱源を利用したキャビン

エアバスは6月10日、エアバスとユネスコの協賛で開催されるアイデアコンテスト「フライ・ユア・アイデアズ」で、決勝に残った世界中から集った大学生グループのアイデアを紹介した。

■宙に浮く手荷物・・・チーム・リーバー(ブラジル)

エア・ホッケーの原理を利用し、貨物倉は超軽量スライディングセクションに改造され、労働者が迅速・容易に、そして安全に手荷物の積み下ろしを行うことができる。乗客は手荷物を30パーセント早く取り戻すことが可能で、彼等の休日をより早くスタートすることができる。

■牛動力を使った飛行機・・・チームCLiMA(オーストラリア)

液化メタンを使った冷却ポッドをエンジンの横に配置することで、持続的燃料の解決を試みる装置。この装置は二酸化炭素の排出を97パーセント抑制することができる。

■シェイプシフティング素材を使った騒音軽減・・・チームAVAS(インド)

特別なシェイプシフティング素材の使用によってエンジンの空気の流れを変化させ、ノイズを軽減する装置。

■電池を使ったハイブリッドエンジン・・・チーム・フライバード(イタリア)

貨物倉に特別に変形された充電式バッテリーを設置し、効率の良いハイブリッドエンジンに電力を供給する。短距離フライトではこの解決法は最高60パーセントの燃料を削減し、最高40パーセントの二酸化炭素排出を軽減する。

■人体熱源を利用したキャビン・・・チーム・エンバーカー(マレーシア)

客席のシートに特別にはめ込まれた熱感知素材によって乗客の体温を電力に変換する。このエネルギーは飛行機の電気器具の為に使用され、フライト時のエネルギーの必要量を軽減する。

それぞれのチームは、6月12日にトゥールースにあるエアバスの本社で審判員の前でアイデアを紹介し、3万ユーロの賞金を競い合うこととなる。尚、優勝チームの発表は、6月14日にパリにあるユネスコの本部にて行われる。

《河村兵衛》

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