ヤマハ発動機は、塗布タクト0.07秒/点の業界最高水準の性能に加えて、汎用性を向上させた新型高速ディスペンサー「YSD」を開発し、7月1日より発売する。
YSDは、2004年4月に発売した、高速・高精度塗布性能を備えた小型・低価格の高速ディスペンサー「YGD」の後継モデルで、タクトおよび塗布性能の大幅な向上を図った。
SMT(表面実装技術)用ディスペンサーは、本来プリント基板に電子部品を装着する表面実装ラインにおいて、プリント基板に搭載する部品の仮固定用接着剤を塗布する専用マシンだが、YSDでは仮固定用接着剤以外のさまざまな塗布用途への対応や、「長さ510mm×全幅460mm」の大型基板への対応、さらにタッチパネルの標準搭載などによって、汎用性・操作性を向上。また、CEマーキング、低供給エア圧0.45Mpaに対応するなど、環境・安全対応も実現している。
また、YSDとヤマハ高速モジュールマウンターとの組み合わせにより、生産効率の高い省スペースの表面実装ラインを構築することができる。
なお、YSDは、6月5日から7日まで東京ビッグサイトで開催される「JISSO PROTEC 2013 第15回実装プロセステクノロジー展」に出展される予定。