ソユーズ宇宙船5月29日打ち上げ直前、長期滞在クルーが最終準備

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第36/第37次のバックアップクルーである若田光一、ミハイル・チューリン、リチャード・マストラキオ宇宙飛行士(左から)
  • 第36/第37次のバックアップクルーである若田光一、ミハイル・チューリン、リチャード・マストラキオ宇宙飛行士(左から)
  • 第36/第37次のバックアップクルーである若田光一、ミハイル・チューリン、リチャード・マストラキオ宇宙飛行士(左から)

ISS(国際宇宙ステーション)第36次/第37次長期滞在クルーは、5月29日の打ち上げに向けて準備がほぼ整った。

ソユーズ宇宙船(35S)で飛行する第36次/第37次長期滞在クルーのバックアップクルー(交代要員)に任命されている若田光一宇宙飛行士は、5月29日のソユーズ宇宙船打ち上げ直前まで、バックアップクルーとしての任務に就いている。

5月16日、35Sのプライムクルーと若田宇宙飛行士らバックアップクルーは、ロシアのガガーリン宇宙飛行士訓練センター(GCTC)から、ソユーズ宇宙船の射場があるカザフスタン共和国のバイコヌール宇宙基地に移動した。

バイコヌール宇宙基地では、ソユーズ宇宙船の通信システムに関する訓練や、手順書、飛行計画の確認、ISSロシアモジュールの安全に関わるブリーフィング、組立工場内にてソユーズ宇宙船実機を確認するなどして、最終的な打ち上げ準備が整った。

5月29日午前5時31分に35Sクルーを乗せたソユーズ宇宙船が打ち上げられる予定。若田宇宙飛行士は、打ち上げの約3時間前にバックアップクルーの任務が解除され、今年秋のISS長期滞在に向け訓練を継続する。

一方、第34次/第35次長期滞在クルーとしてISSに滞在していたクリス・ハドフィールド、トーマス・マーシュバーン、ロマン・ロマネンコ宇宙飛行士の3人を乗せたソユーズ宇宙船は5月14日午前11時31分、カザフスタン共和国に着陸した。3人のISS滞在日数は144日、宇宙滞在日数は146日だった。

《レスポンス編集部》

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