ジャパンマリンユナイテッドは5月15日、舞鶴事業所(京都府舞鶴市)で、サングリア・パイオニア・ワン向け80BC 「メロディア」を引き渡した。
新造船は、プロペラ前後に装備されたジャパン・マリンユナイテッド独自の省エネデバイスであるSSD、SURF-BULBのほか、新船首形状となるLEADGE-BOWを採用したため、あらゆる載貨状態での実海域性能向上を図った。燃料消費量の削減とCO2排出量も低減した。
また、従来の同面積の舵と比較して、高い揚力を持つRupas舵を採用している。操縦性能を低下させることなく舵を小型化、その結果大きなカーゴスペースを持つ。
船のホールド容積は、パナマックス・クラスの中でも最大レベル。居住区画については、数値シミュレーションによる解析と起振機による振動実験を実施し、振動低減を図った。ISO標準と比較しても十分に低い振動レベルであり、快適な居住性能となっている。