ロッキード・マーチンは5月13日、JASSM(ジョイント・エア・トゥ・サーフェイス・スタンドオフ・ミサイル)が、アメリカ空軍の初期運用テストと評価における飛行テストを行い、21回のフライトで20回成功する95パーセントの成功率を記録した。
JASSM-ER(射程延長バージョン)ミサイルは、運用的に広い範囲と種類を代表するターゲットに対する効果の高さを実証した。
「これらの飛行テストは、JASSM-ERシステムの総合的な作戦機能と安定性、運用的な効果を実演した。今回のテストプログラムの完了と成功は、2013年の終わりに予定されているミサイルの完全生産レートに移る前の最終的な到達点だった」とロッキード・マーチンのミサイルと発射制御部門の長射程攻撃システムのプログラム管理者であるデイブ・メルビン氏は語った。
JASSMはアメリカ軍と同盟国の兵士達のニーズに応えるようにデザインされた、主導的空対地精密誘導スタンドオフミサイルである。貫通及び断片化爆発をする弾頭を装備したJASSMは、全ての気候条件と昼夜を問わず自主的に巡航する。このミサイルは赤外線探知機と強化デジタル対妨害GPSを利用して、限定されたターゲットの場所を発見することが可能である。
JASSMはアメリカ空軍のB-1、B-2、B-52、F-16、F-15Eに統合され、また国際的にはオーストラリア空軍のF/A-18A/Bに統合されている。