国営石油会社ペトロリアム・ナショナル(ペトロナス)の子会社、ペトロナス・ケミカルズと化学大手の独BASFはクアンタン州ゲベンの工場に5億米ドル(15億リンギ)を投資し、芳香剤の原材料の生産工場を建設する。
両社は60:40の出資比率で合弁会社、BASFペトロナス・ケミカルズを設立し、ゲベンでアクリルモノマーなどの石油化学品の生産を行なっている。
ペトロナス・ケミカルズによると、新工場は世界的に高まる芳香剤及び香粧品の需要に応えることができると見込んでいる。需要の高まりは特にアジアで高いという。工場はシトラールや前駆物質プラントから成る。段階的に開発される予定で、最初のプラントは2016年の運転開始が見込まれている。100人の雇用が創出される。