松戸地区ノンステップバス導入協議会では、「バリアフリー化設備等整備事業」に則って、「ノンステップバス導入促進」を推進してきたが、2012年11月12日に同事業が完了したことから、当事業の評価を実施、その結果を4月23日に公表した。
ノンステップバスとは、床面低くして、ステップをなくしたバスで、構造上値が張ること、収容数が下がる、山道を抱える路線などには路面の特性上適さないなどの欠点はあるが、高齢者や車いす利用者、ベビーカー使用者等の移動の円滑化が図られることで、バス利用者の増加にもつながる利点がある。
事業評価は、協議会が生活交通改善事業計画に位置付けられた補助対象事業について、事業の実施状況の確認、目標達成状況等の評価を行うことによって、補助対象事業がより効果的、効率的に推進されることを目的とするもの。
評価は、「事業の概要」「事業実施の適切性」「目標・効果達成の状況」「今後の改善点」の各4項について実施。
目標では、主に松戸市内を運行する乗合車両のうち、ノンステップバスの割合を、2012年度中に40%以上に引き上げるべく、ノンステップバス3両を増車したが、事業計画の変更により、1両をノンステップバス同士の入れ替えとなったことにより、現行比較2両の増加に留まり、ノンステップバス導入率が当初予定の40.7%から39.6%に減少した。
事業は一部変更を除き、計画通りに2012年度以内に完了。今後については、ノンステップバスの導入率の数値目標を、単年度ごとに定めるものとするが、2016年度末までに、ノンステップバスの割合を45%以上に拡充させることを目標とする。