【上海モーターショー13】ホンダ中国 倉石総経理「現地合弁との連携で現地生産化を進める」

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ホンダのプレスカンファレンス、W2ホールでAcuraブランドと並んで会場を用意した
  • ホンダのプレスカンファレンス、W2ホールでAcuraブランドと並んで会場を用意した
  • 『Concept M』を披露するホンダの伊東孝紳社長
  • 紹介がスタートし、回転台に乗ってリアビューを見せた『Concept M』
  • 『Concept M』の運転席周りインテリア
  • 飛行機のビジネスクラスシートをイメージしたという『Concept M』の車内イメージ
  • ヘッドライトはマルチLEDの組み合わせ。照射角をそれぞれ違えて設定している
  • 『CRIDER』を発表する広汽本田汽車有限公司の総経理 神子柴 寿昭氏
  • プレスカンファレンスで姿を現す『CRIDER』

20日より開催されている上海自動車ショーで、ホンダは計3台のワールドプレミアムを出展。昨年の尖閣諸島を巡る問題で落ち込んだ需要もほぼ回復(本田技研工業(中国)投資有限公司 総経理 倉石誠司氏)し、このショーを機にホンダは一気に反撃を開始していく。

まずは一部で“次期オデッセイ”とも噂される「Concept M」。中国市場をメインとして開発したMPVで、乗用車としての価値を持ちながら快適で快適な室内空間を実現。車高をやや高めにしながらも運転する楽しさも同時に味わえることを目標に開発を行っているという。デザインは本田技術研究所四輪R&Dセンターのデザインスタジオによるもの。来年に量産開始して発売する計画だ。

昨年の北京モーターショーで「Concept C」の量産車として登場したのが「CRIDER」だ。龍をモチーフにデザインされ、クラス最大級の車内サイズ、力強い外観のデザイン、クラスを超えた動力性能を併せ持つミドルクラスセダンだ。今年の6月より広汽本田記者有限公司を通じて発売する。

もう一つ昨年の北京ショーで発表されていた「Concept S」は、新価値乗用ムーバーの量産グローバルカー「JADE」として、今年9月より中国で発売を開始する。多様なユーザーニーズに対応できる新価値乗用ムーバーとしての役割を持たせる。エネルギッシュで常に夢を追い求める1980年代生まれのユーザーをターゲットにする。サイズ的には現ストリームの後継車との推測も出来そうだ。

上記3つのワールドプレミアを発表するのに際して倉石氏は次のように述べた。「ユーザーのために新しい価値のクルマ、そして生活を楽しく便利にしていくクルマを提案。ホンダと広汽ホンダ、東風ホンダの3社が常に連携し合い、中国での現地生産化を進めていく。ホンダの中国でのブランドスローガンは“我動 未来動”。ホンダから動きを起こして新しいモノを創出し、ユーザーとともに新しく楽しい未来を作っていく」

また、広汽本田の中国向け自主ブランド「理念」初の量産車である理念『S1』が、2011年4月登場以来、初めてのマイナーチェンジを受けた。フロントマスクを中心に大幅な変更を行い、見た目の印象を大きく変化。ボデイの全長も長くしている。

《会田肇》

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