DHL、ワイドボディ機を追加投入して米国~アジアの輸送能力を増強

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DHLエクスプレスは、大陸間とイントラアジアでの輸送サービスを拡充すると発表した。

ワイドボディ(広胴型)の航空機をDHLのグローバルエアネットワークへ追加投入し、イントラアジアの接続を調整、主要な貿易レーン、特に南北アメリカ大陸とアジア間を利用する顧客に対し、サービスの利便性向上を図る。新しいサービスは4月末から開始する。

今回のネットワーク強化では、日本と南北アメリカ大陸のハブである米国、シンシナティへのダイレクトフライトを導入する。日本国内にある製造業の中心である中部から、シンシナティへの接続は、中部・西日本からの所要日数を従来より1日短縮、DHLが直接集配を行っている日本全域から米国中西部・東部への翌日配達を実現する。

同社は国際エクスプレス業界で唯一、中部国際空港を拠点としたエアネットワークを構築していることから、中部地区で最も遅い集荷受付締切時間で翌日配達を実現する。また、戻りのシンシナティから東京までのコネクションにより、米国、カナダ、ラテンアメリカから日本への輸入貨物の同日配達地域を、東京郊外と東京近郊都市へ拡大する。

両ルートはともに、搭載能力100トン以上のボーイング747-400で運航する。

また、主要なネットワークを強化するため、オーストラリアへの接続を週2日から週4日に頻度を増やす。大陸間ネットワーク、日本を経由した貨物の積み替えにより、米国・オーストラリア間の接続を強化し、同時に北アジアの主要市場からオーストラリアへの輸送能力を戦略的なスケジューリングで追加する。これにより、オーストラリア(シドニー)から日本(成田)への所要日数が短縮される。新たなルートは、55トン以上の搭載能力を持つボーイング767-300ERFで運航する。

日本の中部、台湾の台北、韓国の仁川間を新たにワイドボディ(広胴型)の貨物機で直接接続することにより、同地域内のエクスプレス輸送能力を増強する。この路線を中部・シンシナティ間ネットワークへつなぐことで、日本、台湾、韓国の3つのアジア経済圏から米国に向け出荷する顧客に提する。

DHLエクスプレスでアジア太平洋地区のCEOを務めるジェリー・シュー氏は「DHLネットワークへの効率性の高い貨物機の新規投入、戦略的なスケジューリングにより、南北アメリカ大陸、アジアの3大陸に存在する数多くの市場に優位性を提供する。アジア・米国間の貿易は、2020年まで毎年10%成長すると予想されており、アジア・米国間のサービスを改善し輸送能力を増強する」としている。

B747-400とワイドボディのボーイング767-300ERFは、DHLのパートナーであるポーラーエアカーゴが運行する。
《レスポンス編集部》

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