住友ゴム工業は4月2日、アジアでの大型自動二輪車用タイヤの需要拡大に対応するため、タイ工場内にモーターサイクル用ラジアルタイヤの生産設備を新設することを決定した。
総投資額は約14億円で、2015年1月からのモーターサイクル用ラジアルタイヤを生産開始する予定。生産能力は2018年末に月産6万4000本を計画している。
世界的な大型二輪車の需要回復に伴って、二輪車の主要生産拠点であるタイで、大型二輪車用タイヤの需要が増加している。現在、同社ではモーターサイクル用ラジアルタイヤを、名古屋工場(愛知県豊田市)で生産している。今回、タイのタイヤ製造子会社であるスミトモラバータイランド内に生産設備を新設し、アジアの旺盛な需要拡大に対応していく。