下院解散、早くても4月第2週以降との見方強まる マレーシア

次期総選挙の開催時期について、下院議会解散権を持つナジブ・ラザク首相が1月第1週にイスラム教巡礼などの予定があることから、下院解散が早くても第2週以降になるとの見方が強まっている。下院議会は4月30日に任期満了を迎える。

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次期総選挙の開催時期について、下院議会解散権を持つナジブ・ラザク首相が1月第1週にイスラム教巡礼などの予定があることから、下院解散が早くても第2週以降になるとの見方が強まっている。下院議会は4月30日に任期満了を迎える。

情報筋によると、ナジブ首相は4月3日に定例閣議や自転車のイベントへの参加を終えた後にサウジアラビアに出発。帰国はその2日後になる見込みだ。

与党連合・国民戦線(BN)のアハマド・マスラン広報部長は「総選挙準備は整っているが、構成各党や選挙組織はいつも予備の時間を使って最後の仕上げをするのが恒例になっている」と述べ、早々の実施はないとの見方を示唆した。

一方、ナジブ首相は4月24日に東南アジア諸国連合(ASEAN)サミットに出席する予定を明らかにしており、それまでの解散はないとの見方も根強い。ただムヒディン・ヤシン副首相は3月31日、ナジブ首相が4月30日までの下院任期満了まで待つことはないとの見解を示し、4月中に総選挙が行われるとの見方を表明した。

伊藤 祐介

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