馬橋(千葉県松戸市)~流山(流山市)間5.7kmの流山線を運営している流鉄は3月21日、2000形で唯一残っていた2両編成1本(愛称「なの花」)について、4月28日に引退すると発表した。
2000形は西武鉄道の701系と801系を改造し譲り受けたもので、1994年から1997年にかけて2両編成と3両編成を各2本導入。2両編成は「青空」「なの花」、3両編成は「明星」「流馬」の愛称が付けられた。その後、老朽化などの理由から「明星」「流馬」「青空」が2012年までに引退し、「なの花」だけが残っていた。
「なの花」は4月6~28日の土・日曜に運転する予定。最終日の4月28日は「さようなら運転」とし、流山発9時から流山着15時7分まで10往復運転する。また、「なの花」引退を記念した入場券セット(480円)や手ぬぐい(500円)が3月1日から発売されている。
流鉄は「なの花」引退の発表を、同日開設した公式ホームページで行った。旅客運送を行っている普通鉄道の鉄道事業者としては、これまで公式ホームページを唯一開設していなかった。