JR東日本、秋田新幹線「こまち」の一部をE6系に変更へ

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秋田新幹線「こまち」で運用されているE3系。6月から一部の「こまち」がE6系に置き換えられる。
  • 秋田新幹線「こまち」で運用されているE3系。6月から一部の「こまち」がE6系に置き換えられる。
  • E6系のシンボルマーク。

JR東日本秋田支社は3月18日、E3系新幹線電車で運転されている秋田新幹線「こまち」について、6月から一部の列車を新型車両のE6系に変更して運転すると発表した。今後も順次、E6系に置き換えていく予定。

秋田新幹線は1997年に開業。2本のレール幅(軌間)が1067mmとなっている在来線の田沢湖線盛岡~大曲間と奥羽本線大曲~秋田間を、新幹線と同じ1435mm軌間に改築し、東北新幹線から直通運転できるようにした。車両は秋田新幹線への乗り入れに対応したE3系が導入され、現在も東京~秋田間を結ぶ「こまち」で運用されている。

2010年には、E3系の置き換えと東北新幹線内での320km/h運転対応を目的としたE6系の量産先行車が完成。2012年から量産車が順次製造され、3月16日のダイヤ改正から「スーパーこまち」として営業運転を開始した。現在はE3系が「こまち」、E6系が「スーパーこまち」で運用されているが、最終的には「こまち」も全てE6系に置き換えられる予定となっている。

6月にE3系からE6系に置き換えられるのは、下りが東京発14時56分の「こまち39号」と15時56分の「こまち41号」、上りが秋田発8時2分の「こまち26号」と10時2分発の「こまち30号」。6月1日から「こまち39号」と「こまち26号」、6月15日から「こまち41号」と「こまち30号」が、それぞれE6系に置き換えられる。

《草町義和》

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