脱法ハーブ吸引で2度の事故を起こした男に執行猶予判決

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昨年10月、愛知県名古屋市内で脱法ハーブ吸引後に2件の交通事故を起こし、あわせて5人を負傷させたとして、危険運転致傷などの罪に問われた32歳の男に対する判決公判が2月28日、名古屋地裁で開かれた。裁判所は執行猶予付きの有罪判決を命じている。

危険運転致傷などの罪で起訴されたのは、東海市内に在住する32歳の男。この男は大麻よりも幻覚作用の強い粉末状の脱法ハーブ(MAM2201、商品名:RED SNAKE)を吸引後にクルマを運転。2012年10月17日には名古屋市中村区亀島付近の県道で、同21日には名古屋市西区稲生町付近の県道で追突事故を起こし、あわせて5人に打撲などの軽傷を負わせている。

2月28日に開かれた判決公判で、名古屋地裁の田中良武裁判官は「被告が使用した脱法ハーブは大麻の約40倍の作用があり、危険性は非常に高い」と指摘した。

その上で裁判官は「わずか5日間に2回の事故を起こしており、悪質ではあるが反省の情は認められる」として、被告に対して懲役3年(執行猶予5年)の有罪判決を言い渡している。

《石田真一》

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