ボッシュ、イタリアの熱電併給分野サービスプロバイダーの買収を計画

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ボッシュ(イメージ)
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ボッシュ・グループは2月28日、イタリアを拠点としたエネルギーサービスプロバイダーであるAstrim Energia(Astrim社)の買収計画が整ったと発表した。

買収契約は、Astrim社の親会社との間ですでに締結され、買収価格は非公開とすることで両社の合意が成立しており、関係官庁による承認待ちの状態となっている。

Astrim社は、約130人の従業員を擁し、2011年の売上高は3100万ユーロを達成。顧客の長期プロジェクトのエネルギーテクノロジー関連システムの計画・実施・運用に重点を置いて事業を展開している。こうしたプロジェクトでは熱電併給テクノロジーが主体となっており、イタリアでは数少ない、買い上げに関して公的認可を取得している会社でもある。
また、同社は公的機関、製造会社、ホテル、病院、ショッピングモールをはじめとした75件の顧客と長期エネルギー効率契約を交わしている。

さらに、エネルギー・建築関連ソリューション事業を担っていく同社は、エネルギーコストを長期にわたり削減していくため、大型ビルの所有者向けに効率的なエネルギーの管理・供給に関する総合サービスを提供。このサービスは、既存のシステムに関する提言や最適化から、システム全体の構築・運用や熱ネットワークまで、さまざまな内容を網羅している。

今回の買収を通じて、同社はエネルギー効率サービスの国際市場への参入も果たすこととなる。

《村尾純司@DAYS》

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