2月24日午前7時10分ごろ、秋田県横手市内の秋田自動車道下り線で、吹雪による視界不良で立ち往生していたクルマに対し、後ろから進行してきた別のクルマが次々に追突。車両7台が関係する多重衝突に発展した。この事故で4人が重軽傷を負っている。
秋田県警・高速隊によると、現場は横手市大雄付近で片側1車線の直線区間。事故当時は猛烈な地吹雪で視界が悪く、乗用車3台が前進できなくなって現場で停止していたが、これに気づかず進行してきた後続車4台が次々に追突。車両7台が関係する多重衝突に発展した。
この事故で車外に出ていた際にはねられた34歳の男性が腕を骨折するなどの重傷。追突時に車内で被害を受けた44歳の男性も胸部骨折の重傷を負った。このほか2人が打撲などの軽傷を負い、近くの病院へ収容されている。
現場付近の路面は完全凍結しており、警察では急ブレーキを掛けた際にスリップして止まりきれなかったことも事故を拡大させたものとみて、当事者から事情を聞き、事故発生の経緯を詳しく調べている。