川崎重工の中国子会社、58型ばら積運搬船をダイヤモンド・スター・シッピングに引き渡し

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川崎重工、58型ばら積運搬船「ドラコオーシャン」を引き渡し
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川崎重工業は2月26日、中国南通市の南通中遠川崎船舶工程(NACKS)が、ダイヤモンド・スター・シッピング向け58型ばら積運搬船「ドラコオーシャン」を引き渡したと発表した。

新造船は、船首楼付き平甲板型で、穀類、石炭、鉱石、鋼材などの貨物が積載可能な5船倉を持つ。各ハッチカバー間の船体中心線上に4基の30トンデッキクレーンを装備しており、荷役設備の無い港湾でも荷役作業が可能。

全長197メートル、満載喫水が12.65メートル、総トン数が3万3188トン。

省燃費型ディーゼル主機関と高効率タイプのプロペラ、川崎重工が開発したカワサキフィン付きラダーバルブに加え、抵抗の少ない滑らかな船首形状を採用することで推進性能を向上、燃料消費量も低減した。

主機関は、HHM-MAN B&W 6S50MC-C8.1-TIIディーゼル機関1基で、発電機用エンジンとともに、海洋汚染防止条約によるNOx排出量2次規制に対応している。

航海速力は約14.5ノット、定員は25人。船籍はシンガポール。

《レスポンス編集部》

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