2月20日午前1時45分ごろ、岐阜県笠松町内の町道を走行していた軽乗用車に対し、対抗するように走ってきた競走馬が衝突する事故が起きた。クルマはフロントガラスが損壊したが、運転していた33歳の男性にケガはなかった。馬は重傷を負い、薬殺処分となっている。
岐阜県警・岐阜羽島署によると、現場は笠松町若葉町付近で片側1車線の直線区間。競走馬は6歳の牝馬で体重約420kg。競馬場内の装鞍所と呼ばれる場所で調教を実施していたが、他の馬が暴れたことで興奮し、制止する厩務員を振り切って脱走。厩舎と競馬場の出入り口から町道に進出し、約100m走行したところで対向してきた軽乗用車に突っ込んだ。
軽乗用車はフロントガラスが大破したが、運転していた岐阜市内に在住する33歳の男性にケガはなかった。競走馬は左前足に重傷を負っており、回復の見込みがないと判断されたことから、同日午後に安楽死(薬殺処分)が実施されている。
警察では競馬場の関係者からも事情を聞き、事故発生の経緯を詳しく調べている。