三菱黒井常務、大量リコール問題「報告書を提出を待たず、必要なアクションは実行」

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三菱自動車・黒井義博常務執行役員
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三菱自動車の黒井義博常務執行役員は、2012年12月に届け出た大量リコールに対する改善報告について「(国土交通省などからの)質問に真摯に答えている状況で、それができてから」とした上で報告書提出以前にも、「必要なアクションはとり続けている」ことを明らかにした。

黒井常務は2月5日に本社で開いた決算会見後、一部報道陣に対し、「色々なご質問受けていることに全部まずお答えしなければいけない。そのプロセスが続いている。そういう状況なので、いつ(報告書を提出する)ということは、なかなか言えない」と説明。

その一方で「年末に(国交省などから)ご指摘頂いたこと、例えば原因究明能力が低いのではないか、お客さんの視点が弱いのではないかなど。できるところは報告書提出を待つことなくアクションしています」とも語った。

具体的には「開発陣にもっと関与させて原因究明能力を高めるとか、お客様視点に関しては同じ人がずっと見ているのではなくて、営業経験者を異動させてそのプロセスに入れる。また女性の視点も入れる。などなど、会社を上げて取り組んでいます」と述べた。

《小松哲也》

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