阪神阪急HD第3四半期決算、都市交通事業の営業利益8.6%増

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阪神阪急ホールディングスが発表した2012年4-12月期(第3四半期累計)の連結決算は、営業利益が前年同期比22.1%増の748億9100万円となった。

営業収益は同3.8%増の4980億5000万円と増収となった。不動産事業でマンション分譲戸数が前年同期を上回ったほか、前年同期は旅行事業とホテル事業を中心に東日本大震災の影響があった反動で増収となった。

都市交通事業の営業収益は、阪神電気鉄道と近畿日本鉄道と共同で「阪神・近鉄連絡IC定期券」の発売するなど、利用者の利便性の向上を図ったことなどから、同0.3%増の1447億9600万円と微増となった。営業利益は減価償却費が減少したため、同8.6%増の238億9700万円となった。

経常利益は同10.2%増の659億8200万円となった。当期純利益は、前年同期に法人税率引下げの税制改正による繰延税金資産と繰延税金負債の取崩しに伴って法人税等調整額が減少していた影響で、同22.1%減の388億6600万円と減益だった。

通期業績見通しは前回予想を据え置いた。

《レスポンス編集部》

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