ANA第3四半期決算、国内線・国際線とも順調で増収増益…787型機使用停止の影響は14億円

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全日本空輸(ANA)が発表した2012年4-12月期(第3四半期累計)の連結決算は、営業利益が前年同期比18.0%増の1075億円と増益となった。

営業収入は同5.8%増の1兆1321億円と増収だった。ビジネス需要を積極的に取り込んだのに加え、プレジャー需要喚起したことなども奏功した。

LCC(格安航空会社)の新規参入で、競争は激化しているものの、ネットワークキャリアとしての「強み」と「効率性」を追求しながら需要の高い路線を増便してネットワークを拡充するとともに、コスト構造改革を実行したことから収益も伸びた。

国内線の旅客収入は同3.8%増の5160億円、国際線が同9.5%増の2649億円となった。

国際線の中国路線は、9月中旬に発生した反日デモの影響で需要が急速に減退し、プレジャー需要は影響を受けているが、ビジネス需要は12月頃には前年同期並みまで回復した。

経常利益は同24.7%増の891億円、当期純利益が同54.6%増の522億円だった。

通期業績見通しは前回予想を据え置いた。

一方、同社は主力に据えていたボーイング787型機が1月16日に発生した重大インシデントを受けて運航を停止しており、1月は国内線、国際線で合計459便を欠航とした。これによる減収見込み額は14億円程度。

787型機は、原因究明や安全対策が進行中であり、運航再開の見込みについては現時点では未定としている。
《レスポンス編集部》

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