食品価格上昇、陰に「怠惰な地元業者と貪欲な外国人」…マレーシア

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マレーシアの市場
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首都圏クランバレーで食料品の価格が高騰している理由について、英字ニュースサイトが怠惰な地元業者と貪欲な外国人が原因との記事を掲載した。

昨年後半の長雨のために野菜価格は高騰したが、その後も下がる気配はない。

同紙の取材によると、首都圏で流通する野菜の4分の3を扱っているセラヤンの青果卸売市場ではベンダーの90%をミャンマー人などの外国人が牛耳っており、マレーシア人は少数派となっている。外国人ベンダーは、権利をもつマレーシア人業者から店を月間4,000リンギ程度で借りているが、名義上のオーナーである業者は半日交代でベンダー2人に貸しているため、何もしないで8,000リンギも稼いでいるという。

最初のうちは外国人も給与を貰って商店で働いていたが、店の金や商品を盗むといったケースが多発し取り締まる店側とのイタチごっこが続いていた。そのうち外国人たちも賢くなり、自分で店をレンタルして経営する方向に向かっていったという。

かくして外国人が市場の現場を仕切るようになり、噂されるようなカルテルが陰で行われるようになった結果、野菜価格の高止まりが生じた。もちろん営業権のレンタルもカルテルも禁止されているが、当局も有効な手立てが打てない状況だという。
伊藤 祐介

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