米国を上回り、4年連続で世界一の新車市場となった中国。その中国からの2012年の輸出台数が、過去最高を記録したことが分かった。
これは、中国汽車工業協会が明らかにしたもの。同協会の発表によると、2012年の中国からの新車の輸出台数は、初の100万台超えとなる105万6100台。前年比は29.7%増と、大幅増を記録した。
29.7%の伸び率は、2011年の50%増からは鈍化。しかし、2012年の中国での新車販売が、前年比4.3%増と低成長だったことを考えると、輸出の伸び率は依然として高い。
メーカー別では、奇瑞汽車や吉利汽車が2012年、中国の自動車メーカーで最多となる年間10万台以上を海外市場へ輸出。長城汽車や上海汽車が、これに続く台数を海外へ出荷した。
中国では2012年、1930万6400台の新車を販売。これと比べると、輸出の割合は小さいが、今後さらに増えることも予想される。