欧州宇宙機関は2013年1月18日、ESA Web TV「宇宙から見た地球」シリーズの中で、2013年1月2日にランドサット7がとらえたサンフランシスコ・ベイエリアのサテライト・イメージを紹介するビデオを公開した。
サンフランシスコ湾は実はサクラメント川とサン・フアキン川が出合う河口で、イメージの上方に三角州と茶色い沈殿物に満たされた水が湾に流れ込む様子が見て取れる。
中央部のカラフルなパッチワークは、塩水池や塩水沼沢地、干潟といった様々な種類の湿地帯が集まったものである。湾岸地域は数多くの野生動物保護区域を含み、渡り鳥にとって重要な中継点となると共に、露出した湾の泥は岸辺の鳥達にとって主な食料源となる。
サンフランシスコ市街は中央の左側のセクションにある半島に位置しており、拡大するとサンフランシスコとマーリン郡の間にかけられた金門橋を発見することができる。金門橋は1937年に完成した全長1280メートルの吊り橋である。
サンフランシスコから森を直線的に貫く斜めの線は、サン・アンドレアス断層で、2つの構造プレートの境界線にあたり、地震の高いリスクの原因となる。
イメージ下方の深緑のエリアはロス・パドレス国有林で、ディアブロ山脈がその北に、そして東には私有牧場や公園用地がほとんどを占めるエリアが広がっている。