神戸製鋼と中国のアルミ圧延大手「ALCHA社」は、中国でのアルミ板材合弁事業に関する基本合意を解消したと発表した。
両社は昨年12月、神戸製鋼80%、ALCHA社20%出資による年産能力20万トン、設備投資額約400億円のアルミ板材の製造販売会社を、中国・内モンゴル自治区包頭市に設立するための基本合意を締結した。
その後、事業化のための詳細検討を進める過程で、両社の考え方に相違が生じ、合意に至らす、12月30日をもって基本合意を解消することとなった。
中国のアルミ板材市場は、神戸製鋼が得意とする自動車向け需要およびアルミ缶向け需要を中心に一層拡大すると見込まれている。同社は、アルミ板材の中国での供給拠点確立について、継続して検討を実施していく。