17日午前5時50分ごろ、宮城県仙台市青葉区内の国道48号で乗用車やトラックなど12台が関係する多重衝突事故が発生した。人的被害は無かった。凍結路面でスリップしたクルマが被害を拡大させたものとみられる。
宮城県警・仙台北署によると、現場は仙台市青葉区作並付近で片側1車線の直線区間。走行中の乗用車が突然減速。ブレーキの間に合わなかった後続車が次々に追突。一部のクルマは対向車線側へ押し出されて対向車と衝突するなど、車両12台が関係する多重衝突に発展した。
人的な被害は無かったが、事故を起こした車両が両車線を塞ぐ状態となり、現場付近は約3時間30分に渡って通行止めとなった。
現場は宮城・山形の県境付近の山間部。路面は完全凍結して滑りやすい状態だった。先頭のクルマは凍結した路面に気づいて速度を落としたものとみられており、警察は当事者から事情を聞き、事故発生の経緯を詳しく調べている。