光岡自動車は『ヒミコ』を一部変更し、発売を開始した。そもそもヒミコは、マツダ『ロードスター』をベースとしている。
同社ミツオカ事業部の笠原勝義氏は、「基本車体はロードスターです」としながらも、「70cm程ホイールベースを伸ばし、ロングノーズ、ショートデッキという昔のスポーツカーのデザインを今によみがえらせたようなクルマです」と述べる。
しかし、ハードトップに関してはそのままのデザインとしている。その点については、「販売価格とのバランスがあります。フレームを70cm延長していますので、ロードスターと比較すると、かなり割高にはなってしまいました。しかし、全く違うクルマに生まれ変わっていくというところもありますので」と述べ、価格とデザインとのバランスを強調する。因みに価格は手動開閉式ソフトトップモデルで398万円。電動開閉式ハードトップモデルは439万円である。
また、笠原さんはオープン時の機能性についても、「(ロードスターと同様に)巻き込み防止用のスクリーンを装着していますので、ロードスターとほとんど変わりません」と語った。
《取材 内田千鶴子》