海外レンタカーをノンストップで借りる…ハーツ、会員サービスで差別化

自動車 ビジネス 海外マーケット
世界でレンタカーサービスを展開するハーツは、各国でのローカライズと会員サービスの充実で差別化を図る。写真は米国ロサンゼルス空港営業所
  • 世界でレンタカーサービスを展開するハーツは、各国でのローカライズと会員サービスの充実で差別化を図る。写真は米国ロサンゼルス空港営業所
  • 予約した車は既に鍵がセットされた状態で借り主を待つ
  • 電光掲示板で予約状況を確認、駐車位置も教えてくれる
  • 窓口での手続きをカットできるのがハーツ No.1クラブゴールドのメリットだ
  • 公式サイトで会員登録、レンタカー予約ができる
  • ハーツ・ロサンゼルス空港営業所
  • ハーツ・ロサンゼルス空港営業所
  • 空港から営業所までは無料の送迎バスで移動する

世界でレンタカーサービスを展開するハーツは、各国でのローカライズと会員サービスの充実で差別化を図る。日本語版サイトも充実させ、現地での面倒なやりとりを最小限に抑えることができるのがメリットだ。限られた時間を効率よく使いたいビジネスユースに応える。

海外で効率的な移動手段を手に入れる

海外への旅行や出張の際、最も気を揉むのが移動手段だ。知らない土地、慣れない言語の中で公共交通機関を利用するのは、必要以上に神経を使うもの。アクセスの利便性やコスト、安全面からも最適な交通手段を選ぶ事が、快適な旅を支える鍵となるのは言うまでもないだろう。

渡航する国によって、最適な交通手段は異なる。ドイツ、フランスなどヨーロッパの都心部では張り巡らされたメトロが便利だし、郊外では特急や高速バスも有効だ。中国などアジアではタクシーが割安だが、安全性を考え運転手付きレンタカーを手配するという手段もある。

広大な土地を持ち圧倒的な自動車社会でもあるアメリカでは、マイカー保有率が80%にものぼり、一部観光地などを除いては娯楽施設はもちろんスーパーやコンビニエンスストアなどあらゆる施設の立地が、自動車による移動を前提としたものであると言っても過言ではない。

そんなアメリカで、旅行、ビジネス、あらゆるシーンで活躍するのがレンタカー。各地の主要空港の出口にはずらりとレンタカー各社の窓口が軒を連ねる。いち早くサービスのローカライズに取り組んで来たのが、アメリカに本社を持つハーツだ。同社は特に会員制サービスを充実させることで差別化を図る。

ハーツ No.1クラブゴールド

ハーツが展開する会員サービス「ハーツ No.1クラブゴールド」。大きなメリットのひとつが主要空港で展開している「ゴールド・キャノピー・サービス」と呼ばれるもので、事前に予約しておくことで、営業所のカウンターに立ち寄ることなくレンタカーに直行できる。

主要空港のレンタカー窓口では行列を見かけることもしばしば。ゴールド・キャノピー・サービスでは、そうした待ち時間をカットできるだけでなく、窓口での手続きや確認、鍵の受け渡しまでをパスすることができる。空港または営業所には会員専用の電光掲示板があり、ここで予約状況と自身が借りるレンタカーの保管場所を確認できる。空港に隣接する駐車場には、既に鍵の付いた車が用意されており、そのまま乗り出しが可能だ。

面倒な手続きが省けるほか、外国語での会話に不慣れな人にとってはカウンターでのやりとりがないため、余計な心配することなく利用できる。

会員登録はハーツのウェブサイトから申し込むことができる。書類を取り寄せ郵送で手続きすることも可能だ。登録の所要時間は10分程度。個人情報やカード情報のほか、免許証番号も事前に登録する。これによって、営業所のカウンターでわざわざ日本の免許証を提示する必要もなくなるわけだ。また、事前に普段レンタルする車両のタイプや保険内容を登録することもできる。

ゴールド・キャノピー・サービスはアメリカだけでなく、世界40か所以上の主要空港で実施。また、世界の1000を超える営業所では運転免許証の提示だけで、手続き無く鍵を受け取ることができる「ゴールド・カウンター・サービス」も実施している。

ハーツ No.1クラブゴールドの通常年会費は5000円。決して安価とはいえないが、海外への出張機会が多い、移動手段を効率的に手に入れたいビジネスマンにとっては大きな魅力となるだろう。ハーツでは、2013年5月31日までにハーツ No.1クラブゴールド入会すると上記の年会費が永年無料となるキャンペーンを実施している。

《宮崎壮人》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

教えて!はじめてEV

特集