欧州ビジネス評議会(AEB)は12月10日、11月のロシアにおける新車販売の結果を公表した。商用車を含めた総販売台数は、24万0322台。前年同月比は0.4%増と、9月の10%増、10月の5%増に対して、伸び率が鈍った。
ブランド別トップはロシア自動車大手、アフトワズの乗用車ブランド「ラーダ」。11月は4万5107台を売り上げ、前年同月比は7%増と、2か月連続で前年実績を上回った。販売の主力は『Granta』で、1万2836台を販売する。
2位には、10月の3位からルノーが浮上。11月は、前年同月比17%増の1万7177台を販売した。新たに投入された『ダスター』が、6755台と支持された。
6か月連続で2位を守っていたGMのシボレーは、11月は3位へ後退。前年同月比10%増の1万6509台を販売した。SUVの『ニーバ』が17%減の4736台と3か月連続で減少。この穴を埋めたのが小型セダンの『クルーズ』。11月は71%増の5687台を売り上げる。
2か月連続で4位は、韓国ヒュンダイモーター傘下のキアモーターズ。11月も親会社を上回る1万5059台を販売。しかし、前年同月比は0.4%減とマイナスに転じた。コンパクトカーの新型『リオ』が、9%減の6817台と後退した。
5位はヒュンダイモーター。しかし、その販売台数は1万4702台にとどまり、前年同月比は15%減と3か月連続で前年実績を下回った。小型セダンの『ソラリス』(海外名:『アクセント』)が、前年同月比7%減の9272台。それでも地元のラーダを除いた海外ブランドでは、引き続き最も売れた車種となった。
6位はフォルクスワーゲン。その販売台数は1万4149台で、前年同月比は7%増と、引き続き好調だ。主力の『ポロ』が5927台を売り上げ、前年同月比は5%の伸びを見せている。