工事現場の作業員はねられ死亡、逮捕の女はひき逃げ否認

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12月2日午前9時ごろ、北海道北斗市内の市道で、道路工事に伴う交通整理を実施していた60歳の男性警備員に対し、進行してきた軽乗用車が衝突する事故が起きた。男性は収容先の病院で死亡。クルマは逃走したが、警察は後に出頭した21歳の女を逮捕している。

北海道警・函館中央署によると、現場は北斗市清水川付近で片側1車線の直線区間。事故当時は路肩に縁石を設置する道路工事が実施されており、60歳の男性警備員は交通整理を行っていたが、斜行するようにして進行してきた軽乗用車が男性をはねた。

男性は近くの病院へ収容されたが、全身強打が原因で約2時間後に死亡。クルマはそのまま逃走しており、警察は死亡ひき逃げ事件として捜査を開始した。

同日夕方になり、家族に連れられた同市内に在住する21歳の女が警察に出頭。クルマには衝突痕が確認されたことから、3日に自動車運転過失致死と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕した。

調べに対して女は「セーフティコーンには当たったが、人をはねていない」と容疑を否認しているようだ。酒を飲んだ帰りに事故を起こしたとみられ、出頭時にも微量のアルコール分が検出されているという。警察では飲酒運転の発覚を恐れて逃走した疑いもあるとみて、事故発生の経緯を詳しく調べる方針だ。

《石田真一》

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