タクシー運転手、はねた人の救護よりも予約客を優先

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10月24日午前5時30分ごろ、福岡県福岡市博多区内の県道で、徒歩で道路を横断していた27歳の女性がタクシーにはねられる事故が起きた。女性は骨折などの重傷。タクシーは後に現場へと戻り、運転していた45歳の男がひき逃げ容疑で逮捕されている。

福岡県警・博多署によると、現場は博多区御供所町付近で片側4車線の直線区間。27歳の女性は赤信号を無視して徒歩で道路を横断していたところ、交差進行してきたタクシーにはねられた。

女性は近くの病院へ収容されたが、腰の骨などを折る重傷。タクシーはそのまま逃走したため、警察では重傷ひき逃げ事件として捜査を開始した。

事故から約30分後、同署に「事故を起こして逃げた」として45歳の男が出頭。警察は後にこの男を自動車運転過失傷害や道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕している。

調べに対して男は「事故を起こした認識はあったが、予約しているお客様を優先した」、「送り届けた後に出頭した」などと供述しているようだ。

《石田真一》

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