15日午後10時ごろ、大分県大分市内の市道で、一時停止を無視した乗用車の追跡を開始したパトカーが、次の交差点で赤信号を遵守して停止した同じクルマに追突する事故が起きた。双方の車両が小破したが、人的な被害はなかった。
大分県警・大分中央署によると、大分市生石付近の市道を同署員がパトロールしていたところ、一時停止を無視して進行する乗用車を発見。サイレンと赤色灯を使用した状態で追跡を開始した。
乗用車は約200mに渡って逃走したが、大分市王子町付近の交差点で赤信号に従って停止。後方から40km/hの速度で追走していたパトカーはブレーキが間に合わず、乗用車に追突したという。
この事故で双方の車両が小破したが、人的な被害は無かった。乗用車を運転していた37歳の女性は一時停止を無視した実感も無く、パトカーの追跡にも気づいていなかったようだ。
警察では「逃走車は止まらない」という思い込みと、前方不注視が事故につながった可能性もあるとして、パトカーを運転していた24歳の男性巡査から事情を聞いている。