中国の浙江吉利控股集団(ジーリーホールディンググループ)傘下の吉利汽車は10月11日、9月の世界新車販売の結果を公表した。
吉利汽車は、中国・浙江省に本拠を置く民族資本のメーカー。1986年に設立され、1997年から自動車事業に参入した。2003年からは、海外市場への輸出も開始。親会社の浙江吉利控股集団は2010年、フォードモーターからボルボカーズを買収したことで有名だ。
同社の発表によると、9月の世界新車販売台数は4万3055台。前年同月比は33%の大幅増で、8月実績に対しても43%増と大きく伸びた。
地元中国(台湾を含む)の9月実績は、3万1400台。前年同月比は11%増と、2桁の伸びを記録した。海外市場への輸出分の9月実績は、1万1655台だ。
車種別の販売結果は、同社初のSUV、『GX7』が4544台を販売。8月実績に対して、46%の大幅増と高い人気を示す。
2012年1‐9月の世界新車販売台数は、前年同期比11%増の32万3938台。同社は2012年年間の世界販売目標を、46万台に設定している。