電子情報技術産業協会が発表した8月の民生用電子機器国内出荷金額は、前年同月比44.7%減の1073億円と、13カ月連続マイナスとなった。
映像機器が地デジ化特需の反動減で同56.1%減の587億円と落ち込んだのに加え、カーAVC機器も同18.5%減の416億円と不振だった。カーAVC機器は2カ月連続のマイナス。音声機器も同26.0%減の70億円だった。
製品別の動向では、カーAVC機器関連は、カーCDプレーヤーが同22.8%減の23万8000台と3カ月連続で前年割れとなった。
カーナビゲーションシステムは同12.7%減の36万3000台と2カ月連続のマイナス。ソース別ではフラッシュメモリその他が同5.4%減の23万1000台だった。このうちPNDは同39.4%減の4万2000台と低迷した。HDDタイプが同14.2%減の12万6000台、CD/DVD-ROMタイプが同74.7%減の6000台となった。
カーカラーテレビは同34.4%増の9万1000台と13カ月連続で前年を上回った。カーDVDが同19.1%減の1万5000台と、3カ月連続マイナス。
ETC車載ユニットは同49.1%増の30万6000台と8カ月連続プラスとなった。エコカー補助金効果で新車販売が順調に推移し、新車向けが伸びた。